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トヨタ、新型クーペでレクサス「退屈」イメージ刷新へ [ビジネス]

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 3行まとめ
  • 「レクサス」の新型スポーツクーペ「LC 500」を発表
  • 「デザインが退屈」と批判されてきたレクサスブランドのイメージ刷新を図る
  • 2020年をめどに「レクサス」で無公害の燃料電池自動車(FCV)を販売

トヨタ、新型クーペでレクサス「退屈」イメージ刷新へ


 トヨタ自動車は11日、北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で、高級車ブランド「レクサス」の新型スポーツクーペ「LC 500」を発表した。
 豊田章男社長は、この2017年モデルで「デザインが退屈」と批判されてきたレクサスブランドのイメージ刷新を図ると記者団に語った。

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■レクサス
 1989年よりアメリカ合衆国内で展開が開始されたトヨタ自動車の高級車ブランドである。日本の自動車メーカーによる高級車ブランドとしては、1986年より本田技研工業の「アキュラ」が、1989年より日産自動車の「インフィニティ」が同様に北米市場を中心に展開している。
 従前北米では、重厚で威厳を放つ高級車こそがアメリカンドリームを勝ち得た「勝者のシンボル」であった。市場はキャデラックやリンカーンなどの限られた伝統的ブランドが寡占しており、たとえ燃費が悪く故障しやすくとも、名門ブランドの名の下に許容されていた。そうしたメーカー都合の販売姿勢に対し、顧客の潜在的な不満は極めて高く、社会的成功を誇示するかのような威圧的なデザインの旧来の高級車を避ける傾向は富裕層の中にも確実に存在し、名門とされてきたブランドも若年層にとっては「古臭い」と見えていることを、トヨタは市場調査でつかんでいた。
 そこでレクサスでは、伝統や威厳を前提とした旧来の高級車のあり方を否定し、極めて「機能的」かつ「高品質」なプレミアムを模索した。すなわち、メルセデス・ベンツやBMWなどの西ドイツ(現ドイツ)製高級車に匹敵する品質や安全性と、日本車ならではの信頼性や経済性とを両立させ、なおかつリーズナブルな価格設定、そして最高の接客とアフターフォローをもって、新たな高みを目指すこととなった。
 当時はまだ「壊れないが、あくまで安物の大衆車」とのイメージが強かった日本車に、日本国外の高級車市場への参入余地はないというのが自動車業界の定説であったが、トヨタは新たなテストコースの建設を始めとした従来を大きく超える開発体制・品質基準を策定し約5年間にも及ぶ長い開発期間を経た後、1989年に初代「LS」が発売された。
 トヨタの目論見通り、レクサスが掲げるコンセプトは好評をもって迎えられ、LSは発売初年度だけで約11,600台、ES(日本名「カムリプロミネント」→「ウィンダム」)の約4,700台と合わせると、レクサス全体で約16,300台を売り上げ、大衆車メーカーによる高級車市場参入の成功例となった。特に、LSの欧州車を凌駕する静粛性と内外装の組上げ精度は、メルセデス・ベンツやBMWなどの伝統高級車メーカーにも大きな衝撃を与えたという。

■燃料電池自動車(Fuel Cell Vehicle、FCV)
 燃料電池自動車は搭載した燃料電池で燃料から発電し電動機を動かして走る。水素を燃料として用いる燃料電池自動車については走行時にCO2、またCO,NOx,SOxなどの大気汚染の原因となる有害物質を排出しない。数分程度の燃料充填で数百kmの走行が可能という点は、充電に時間がかかり走行可能距離も短い電気自動車よりも利便性が高い。

■補助金と水素ステーションの整備計画
 燃料電池自動車の普及促進の為に、購入の際の補助金や水素ステーションなどのインフラ整備などの普及促進策が採られている。日本では、購入者に対して1台あたり200〜300万円の補助金が支給される見通しである。自治体では愛知県が補助金を支給することを発表している。
 水素ステーションに対しても、2013年度より水素供給設備整備事業費補助金を経済産業省から事業者に支給することにより設置数の増加を図っている。ちなみに2013年夏時点での日本国内における水素ステーションの数は17ヶ所であった。2015年までに商用の水素ステーションを100ヶ所設置することが目標となっている。

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