スマホの値引き過剰が通信料高止まりの原因 [ビジネス]
スマホの値引き過剰が通信料高止まりの原因となっていることから、
スマホ販売に対する補助金額を制限するなどの法規制が検討されている。
・高市早苗総務相が携帯電話端末の値下げに対する規制案を表明。
背景にはスマートフォン(スマホ)の値引きが「かなり過剰」で、
利用者間の不公平をなくすため、法律による規制を検討する
必要があると指摘。
・解決策として新たに法律をつくって携帯端末の値引きを規制する案を挙げた。
端末の値引き分を通信料で賄う現在の構図に問題があるとみているため。
・端末の値引きを規制する法律は韓国に前例がある。「端末流通法」で
代理店に対する補助金額を制限し、一定の成果を上げたとされる。
・但し、販売代理店の端末価格に踏み込むと独禁法に抵触する恐れがある。
・携帯各社は同じ端末を販売するケースが増えている。これが値下げによる
顧客獲得競争を激しくしており、毎年数千億円の値下げ原資が通信料で
賄われているとされる。
・経営資源を技術革新や新サービスに振り向けてほしいという狙いもある。
・端末の値引きに対する規制は「市場発展のために必要な最低限のルールだ」
という主張に理解が広がるかが焦点になる。
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